ローストビーフは我が家では毎年お正月に母が作る定番料理  
特別感もあり、自家製ローストビーフは絶品でどこのホテルにも負けないくらい美味しいです  
色々なホテルやレストランで食べましたが、なかなか敵う一品は少なく・・ 
むしろ外食でローストビーフは一切食べなくなります(笑) 
申し訳ないけど・・美味しくないから   


母のこだわりポイントとしては、とにかくいい肉を使え   
たしかに、肉そのものの味がかなり決め手を左右するので事実そうなんです。 

かといって・・年に一度のお正月ならまだしも・・毎日は無理(笑)  
そこで調理法でカバーしてくれるのがこのヨーグルティアを使った低温調理  



ごく簡略化して説明すると・・ 
肉を密封お湯をはったヨーグルティアへ待つ出来上がり   
とこういう事になります。ええ、簡単で誰でもできるんです   



加えて、低温調理最大のメリットであり難点は・・もともとヨーグルトや甘酒を作るために開発されたもので・・菌活アイテムなんです  
逆手をとれば、菌を増殖させるものですから使い方を間違えば 
よろしくない菌を増殖や、肉類などは食中毒の危険性があります  
というわけで、そこはしっかりクリアして調理していきたいと思います  



今回の調理法は・・

【必要なもの】
・ブロック肉  
    赤身なら肩、脂身感がお好きな方は、 
    サーロイン、ロース、イチボなどが
     オススメです。

・塩、胡椒、ハーブなど
    下味用、お好みで。
・お湯
・ヨーグルティア
・温度計  
    細かい温度設定気になる方はあると
    便利。


【作り方】
①肉に下味をつける。私はクレイジーソルト一択。 フォークでプスプスと穴をあけ1時間ほど室温に 
 おく。 
 (冷蔵庫で保管していた場合は室温へ戻してからのほうが、調理時の温度差が少なくなります。)


② 牛脂で肉表面が茶色くやや焦げ目がつくくらいしっかりと焼く。 
 (これで肉表面の菌は殺菌処理完了 出来上がり後に焼いても美味しいのですが、私はあとで切って食べるだけにしたいので先に焼きます。)
 後焼き派の方は、ジップロックに密封した肉をボウルなどに入れ熱湯を上から注ぎます。 
 肉表面の色が茶色く変わるくらいになれば表面殺菌完了です。 

 ※食中毒の原因といわれるO-157やサルモネラ菌などは、牛肉の場合概ね肉の表面に生息して 
 います。よって、この表面殺菌処理はかなり重要で、ここで死滅させ絶対に増殖させない事が 
 ポイントです   

③肉をジップロックに入れて密封する。 
 (熱の入り方を均一にするために、極力空気を抜いて密封してください。)


④ヨーグルティア内容器へジップロックごといれ、50度くらいのお湯を注ぐ。 
 (正直、水でもお湯でも構いませんが設定温度へ近いほうが、設定温度への到達時間が短縮されるため・調理時間がより確実なものになります。) 


⑤内容器の蓋を閉め、ヨーグルティア本体へ入れる。


⑥肉の仕上がり(レア〜ウェルダン)によって、温度・時間を設定する。
✳︎肉の厚みによって、中心部温度に差があるので設定時間が異なります。
中心部の菌としては、カンピロバクターが心配です。カンピロバクターの死滅温度は50度5分。なので、最低50度以上。

仕上がり目安 
レア   55〜57度
ミディアムレア  58〜60度
ウェルダン  61〜63度




⑦待つ。


⑧設定時間がたったら、ジップロックを引き上げ室温に戻す。私は更に冷蔵庫で冷えるまで寝かせます。(肉を冷ますことで、一旦でた肉汁が肉に戻りより美味しくなる気がします あとは、サシの多い肉ほど冷やした方が切り分けやすいので。) 

⑨食べたい大きさに切り分け、出来上がり ローストビーフの様に食べたい時はスライス、熟成肉のステーキ風がいい時は厚めもしくは塊のままフォークとナイフで 温かく食べたい場合は、食べる直前に一度表面を焼くといいです 

↓レア設定


↓ミディアムレア設定

お肉の味は・・最高!!だけど、じっくりローストする母の仕上がりと 
比較すると味の入りが薄い・・ 今後の課題です(笑) 
肉の柔らかさや質感、しっとりと肉汁を含んだ仕上がりは秀逸だと思います  

赤み肉で作ると、しっかりと噛むことと肉感が高く満足感が高いので、炭水化物がなくてもお腹いっぱいになります  
また、夜ごはんを糖質を控えこの肉に置き換えすると・・肉は消化するまでの時間も長いため翌朝もさほどお腹が減っていないことが多いです。 


まぁ、それ以前に本当に簡単に調理でき、かつ美味しいので一度お試ししてみてはいかがでしょうか おもてなしやパーティーのごちそうとしても最高です   

※追記 作り方時短編 
上記②までは同じです。 
作り方 ③ジップロックに密封せずに、アルミホイルで2回包み、その上からラップで2回包む。 
    ④そのまま内容器に入れ、70度くらいのお湯をいれて蓋をする。浮いてくる場合は重石を。 
    ⑤68〜70度で1時間。 
    ⑥出来上がり。 
  
このレシピでも十分美味しくジューシーな仕上がりとなりました 肉汁もほとんどでない。 
ただし、肉の大きさや厚みによりかなり仕上がりに差がでるのでお好みで調整してみるといいと思います  
ちなみに、これは時短レシピで400gちょいの肉を70度1時間で作りました。 
かなりレアめです 。



作る人の数だけ色んなレシピがありますので、色々お試ししてみるといいと思います